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宮古島のはなしvol.2

沖縄本島から南西に約300キロメートルに位置する宮古島。投資対象としての可能性を支えているのは、美しい自然と豊かな生態系が根づいているからであります。透き通った青い海、白い砂浜、豊かな緑に囲まれており、多様な動植物が生息している宮古島の自然の魅力とその生態系について紹介していきたいと思います。

宮古島の地理と気候

亜熱帯気候で年間を通じて温暖な気候が特徴。気温は冬でも15度以上、夏は30度を超えることもありますが、とにかく過ごしやすい気候です。温暖で豊富な降水量のおかげで、多くの植物にめぐまれ、豊かな自然環境が維持されています。

宮古島の美しいビーチ

「宮古ブルー」と呼ばれる美しい海を堪能できる数多くの美しいビーチが点在する宮古島。世界でも屈指の美しさと透明度を誇っており、特に全長7kmにおよぶ宮古島の与那覇前浜ビーチをはじめ、サンゴ礁が広がる数々の岩礁も魅力です。観光地としては数々のランキングで首位を独占するなど注目の高さは特筆すべきでしょう。

参考記事:「今後注目の観光地」として宮古島が世界21位にランクイン!

宮古島の豊かな生態系

元々サンゴ礁の隆起でできた宮古島。色とりどりの魚や数々の海洋生物があつまるサンゴ礁が豊富で、周辺海域には、多様な海洋生物が生息しています。観光だけでなく、研究者にも注目される貴重な生態系が残されています。陸地には、亜熱帯特有の植物が多く多種多様な植物を見ることができるほか、島のいたるところに広がるマングローブ林が広がります。多様な植物は、島の生態系にとって最も重要な役割を果たしており、鳥類や昆虫などの生息地となっています。例えば、ヤンバルクイナやリュウキュウアカショウビンなどの鳥類を観察することもでき、島の豊かな自然環境の象徴といえるでしょう。もちろん、昆虫や鳥類だけでなく、多様な動物が生息していて、中には希少なウミガメやマンタをみることもでき、ダイバーにとっても唯一無二のロケーションといいます。(マンタは石垣島が有名ですが)

宮古島の自然保護と持続可能な観光

近年、世界中で問題視されている環境問題や地球温暖化による影響、それは宮古島においても例外ではありません。ゴミ問題、海洋汚染、サンゴの減少、地下水の保全など、小さいながらに宮古島が抱える問題は多く、古来から住民が暮らす「地域」として、「観光地」として、適切な取り組みがが求められています。わたしたちがこれからも宮古島の自然を楽しむためには、持続可能な開発が不可欠です。開発がすすみ観光客が増えれば、当然自然環境への影響は無視できません。そのため、エコツーリズムの推進や観光客への啓発活動が行われているわけですが、地域では観光客向けに自然環境を守るガイドライを策定するなど積極的な取り組みを行っています。

宮古島は、美しい自然と豊かな生態系に恵まれた島です。透き通った海、白い砂浜、豊かな緑に囲まれたこの島は、多様な動植物が生息する貴重な生態系を有しています。また、地元の人々の努力により、この美しい自然が保護され、持続可能な開発が推進されています。宮古島では観光にせよ、事業開発を行うにあたっても、この豊かな自然に十分配慮し、その調和を目指すことが重要です。未来の世代にこの美しい自然を残すため、私たち一人一人ができることを考え、行動していきたいと思います。